軟水

日本で採水された水のほとんどが「軟水」と言われています。水の硬度とは、ミネラル分が一定量の水の中にどれだけ含まれているかを示すものです。硬度の基準は国によって違います。日本の場合は、カルシウムとマグネシウムの量を炭酸カルシウムの濃度に換算するという方法がとられています。
水の硬さ、という表現にあまりなじみのない方も多いでしょう。英語では、文字通り硬水のことは「hard water」、軟水のことを「soft water」といい、海外では水を調理に使う際に水の質によって煮た材料が固くなってしまうということから、「硬い水」といった表現をするようになったそうです。それが日本語に直訳されて「硬水」「軟水」といった表現で使われるようになりました。
軟水の大きな特徴のひとつは、ミネラル成分が少なく料理の味や口当たりを変化させず使えるため、調理や調乳に適した水であるということです。ミネラル分は料理の風味や口当たりを変化させてしまうからです。昆布やかつおの出汁をとるときや、白米を炊くときに軟水を使うとうまみ成分が引き出されやすく、美味しく仕上がるそうです。体の未成熟な赤ちゃんのミルクや幼児の普段の飲用水は、軟水を選ぶと良いでしょう。水の中のマグネシウムを分解、吸収する力が弱いために、腹痛や下痢を引き起こす恐れがあると言われています。
また、軟水は洗剤やせっけんを使う際の生活用水としても適しています。水の中のミネラル分は洗剤やせっけんの成分と反応し固まりやすく、洗剤カスやせっけんカスを作ってしまうからです。

このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

  • 防災の備蓄水として使う

    ここ数年で注目されているのが、ウォーターサーバーを「防災設備」とする考え方です。災害時には、水道管の破損などによる二次災害を防ぐために、断水が行われるのが一般的だからです。 ライフラインである水道が... 防災の備蓄水として使うの続きを読む>

  • 軟水

    日本で採水された水のほとんどが「軟水」と言われています。水の硬度とは、ミネラル分が一定量の水の中にどれだけ含まれているかを示すものです。硬度の基準は国によって違います。日本の場合は、カルシウムとマグ... 軟水の続きを読む>

  • 硬水

    ミネラル分の中でも、マグネシウムは体の未成熟な赤ちゃんや幼児にとって、体内で分解、吸収がしにくい物質であるために、習慣的に飲み続けると腹痛や下痢を引き起こす原因になる可能性があります。その一方で、マ... 硬水の続きを読む>